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■自然毒食中毒>キノコ
日本における食中毒事例の死亡事例・件数で多くを占める。毎年キノコ狩りの季節には、多くの患者が出る。アルコールなどと共に摂取することで症状が出たり、摂取量によっては症状が出ないことがある。
いわゆる「毒キノコ」と呼ばれるものはあるが、「毒キノコ」と「食用キノコ」を明確に区分することは難しい面もある(見た目が似ているという意味ではない)。
■ツキヨタケ
- 食中毒事例の件数が多い
- ヒラタケと間違われる
- イルジンS・ランプテロフラビンなどにより、嘔吐・腹痛・下痢を発症
■タマゴテングタケ
- 食中毒事例の死亡者数が多い
- シメジと間違われる
- アマトキシン類(α-アマニチン、β-アマニチン、γ-アマニチン) 腸管から吸収され、RNAポリメラーゼIIを特異的に阻害。消化器系を侵す
- テングタケ属のドクツルタケ、シロタマゴテングタケも同様
■ヒトヨダケ
- アセトアルデヒドから酢酸への反応を触媒するアルデヒドデヒドロゲナーという酵素の働きを阻害するコプリンという物質を含む。アセトアルデヒドは、アルコールが体内で酸化されて出来る化学物質で、二日酔い症状の原因となる
- 上記のメカニズムにより、アルコール飲料と共に摂取すると、体内にアセトアルデヒドが分解されないまま蓄積し、頭痛・めまい・嘔吐などが起こる
■オオワライタケ
- アジムノビリン A,Bにより、幻覚・狂騒などの精神錯乱を起こす
■ドクササコ
- アクロメリン酸 A,Bが作用
- 4〜5日後に手足の先が痛み始め、10〜30日以上肢端紅痛症を起こすが、死亡には至らない
■ベニテングダケ
- 毒キノコだが、塩漬けにするなどして保存し、食用にする地域もある
- ムスカリンの作用により自律神経系の副交感神経が興奮し、食後20分〜2時間ほどで、汗・涙・唾液が垂れ流し状態になるが、死には至らない
- ムスカリンは、テングタケ、シロトマヤタケ、コカブ、イヌシメジなどにも含まれる
■ニガクリタケ
- ファシクロール E.F.の作用により、嘔吐・下痢・麻痺などを起こし、死に至ることもある
- 食品業界の規制は常に変化していることを考えに入れてご覧下さい
- 間違い等はご指摘いただけると幸いです
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