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■食の基本資料>アミノ酸について

 アミノ酸は、人体の主な構成要素であるタンパク質の合成に欠かせない成分です。アミノ酸は、食物などから摂取したタンパク質を分解するなどして得ることができます。
 人体を構成する細胞は主にタンパク質から出来ていますが、それらは新陳代謝により、常に更新されています。そのタンパク質は、いくつかの種類のアミノ酸を合成して生成されます。その合成には20種類のアミノ酸が使われます。一つでも足りないと、タンパク質を作り出すことが出来ません。
 体内で合成できないアミノ酸は必須アミノ酸と呼ばれ、食品などから摂取しなければなりません。必須アミノ酸は、イソロイシン、ロイシン、リジン、バリン、メチオニン、フェニルアラニン、トリプトファン、スレオニンの8種類です。子供の場合は、これにアルギニンとヒスチジンが加わります。
 アミノ酸の不足は、肉体的な障害だけでなく、精神面にも影響をおよぼします。

■必須アミノ酸

 必須アミノ酸について

  • イソロイシン isoleucine
    一日の必要量 0.7g
    成長、神経機能、血管拡張、肝機能などに作用
  • ロイシン leucine
    一日の必要量 1.1g
    肝機能、筋肉強化などに作用
  • リジン lysine
    一日の必要量 0.8g
    ブドウ糖代謝、カルシウムの吸収、ホルモン分泌、肝機能などに作用
  • バリン valine
    一日の必要量 0.8g
    成長、血中窒素のコントロールなどに作用
  • メチオニン methionine
    一日の必要量 1.1g
    ヒスタミンの血中濃度のコントロール、アレルギー反応などに作用
  • フェニルアラニン phenylalanine
    一日の必要量 1.1g
    精神の高揚、活力などに作用
  • トリプトファン tryptophan
    一日の必要量 0.25g
    エネルギー源、精神安定などに作用
  • スレオニン threonine
    一日の必要量 0.5g
    成長促進、脂肪肝防止などに作用

 以下の二つのアミノ酸は、大人の場合、体内で合成できます。子供は合成できないので、必須アミノ酸に含まれます。

  • アルギニン arginine
    成長ホルモン合成、免疫力強化などに作用
  • スチジン histidine
    成長促進、神経機能補助などに作用

 かまぼこやカニカマは、タンパク質を多く含む低脂肪の食品です。アミノ酸の構成もバランスが良く、アミノ酸スコアは100点です。米などの主食穀物では不足するアミノ酸の補給源としては、非常に優秀であるといえるでしょう。

■トリプトファン

 必須アミノ酸のひとつであるトリプトファンは、セロトニンという脳内化学物質の原料になります。このセロトニンには精神安定の効果があり、ストレスや、「うつ」への対処に有効ということで注目を集めています。

 トリプトファンが多く含まれる食べ物は、肉や赤身魚、乳製品です。摂取する機会を増やすなら、脂肪分の多い畜肉よりも、赤身魚を使った練り製品などが適しているかもしれません。



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